2016春アニメ 私的ランキング
2016春アニメ 私的ランキング
最終話まで見たものだけから選出。 (視聴継続中の作品は除く)
評価 S: 数年に1つレベル、 A: 年間ベスト10レベル、B: それなりに良かった、 C: とりあえず最後まで見れた
コンクリート・レボルティオ~超人幻想~ THE LAST SONG : A+
作品全体のテーマやその切り口がとても興味深く、考える楽しみを与えてくれたアニメだった。 この点では、ここ1、2年のアニメの中では随一だったのではないかと思う。
コンクリート・レボルティオで特徴的だったのが、 1話分のストーリーが、過去から未来に向かって進んでゆくのではなく、 例えば、最初に未来の結末を見せてから過去の話を進めていく、というような、 ひとつのエピソードに対して時間軸の中を切り取ったように語っていくスタイルだ。 まるでひとつのテーマに沿って歴史を語っていくような感じに思えた。 そのようなスタイルは話を理解する敷居を上げてしまう (2度3度見ないとわからない) ものでもあったと思うけど、 放送を見続けていき、自分の頭の中で、個々のエピソードが並び変わり繋ぎ合わさって、 歴史の全体像を俯瞰できるようになってくると、 「正義」「時代性」「大人になるということ」、というようなテーマを考える楽しみ、 みたいなものが見えてきて一気におもしろくなった。
主要な登場人物たちもみなキャラが濃く、それぞれ違うバックグラウンドを持ち、 それゆえテーマに対する考え方も少しずつ違い、 それぞれが関わり合い成長していくことでその考え方も変わってゆくという過程も、 個々のキャラに愛着が感じらてよかった。
また、今期の中で最も素晴らしい最終回のアニメだったとも思う。
まだまだよく理解できなかった事も多く (特にモチーフにされた昭和40年代のネタなど)、 見返してみて初めてわかる心に染みてくる、というようなシーンやセリフが多々ある、 何度見ても楽しめるスルメアニメだと思うので、 次に見た時には自分のコンレボに対する見方もぐっと変わって更に好きになってるかもしれない、と期待している。
ジョーカー・ゲーム : A
ハードボイルドでしぶい雰囲気がたまらなく好きだった。 序盤にみられた推理的なおもしろさや文学的な余韻を残して終わっていく感じが、 後半になるとあまりみられなくなってしまったのが残念。
迷家-マヨイガ- : A-
「起承転」までは楽しく視聴できたんだけれど、回収段階で消化不良気味に終わった印象。 設定やテーマはとてもおもしろかったと思うので、 せっかく大人数のキャラクターが出てくるんだし、 2クールのぐらい尺で、個々がナナキと対峙し未来を選択していく部分を丁寧に描いてもらえたらよかったなあと思った。
甲鉄城のカバネリ : A-
なんというかすごくもったいないアニメだったと思う。 キャラクターデザイン、作画、音楽などは素晴らしい質の高さだったのに、 それらが引き立てるはずのストーリーがほとんど心に残らないのだ。 主人公も思い込みが激しい感じで、個人的に共感しづらく、 余計にストーリーに没入できない感があった。
とはいえ、最初に期待値が上がり過ぎた分、後半のがっかり感も強くなってしまったが、 壮大な風景、無名ちゃんのかわいらしい表情、迫力ある戦闘シーン等々の素晴らしい作画を眺めているだけでも充分に楽しめたと言っていいと思う。
ふらいんぐうぃっち : B+
作品全体に流れる、穏やかで素敵な、そして少しユーモアのある独特の雰囲気がとてもよかった。 終盤に登場した魔女の家やくじらなんかもとても素敵だった。
影鰐-KAGEWANI- : B
ハイスクール・フリート : C+
12歳。~ちっちゃなムネのトキメキ~ : C
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